会議の質を10倍よくする?KGIにすべき3つの指標とそれを選ぶ意味

松本 健太郎

退屈な会議の最中ほど時間の無駄だと思う瞬間はありません。

特に、ただ数値を報告して終わる会議は退屈です。なぜなら結果報告で終えず、その結果を受けて次に何をするかまで話し終えることはまず無いからです。

なぜこのような結果になったのか?で終わることが大半で、ひどい時は数字の意味の説明で終えることもあります。(レポートの書き方を学校でもう一度学んできてほしいものです。)

このような会議は行う必要すらありませんが、そうはいかないのでせめて質を高めたいですね。

そこで今回は、私が部下に伝授したところ、先輩から「前の会議の10倍よかったぞ!」と冗談めかして言われた「KGIにすべき3つの指標」と、その指標を選ぶ意味をご紹介します。

 

1. 顧客の行動に繋がる指標を選ぶ意味

第一に注目すべきは、顧客の行動に繋がる指標です。

例えばPV数やSU数は、ビジネスモデルがそれを求めている以外において、あまり見ても意味がありません。

それよりもUU数・UB数が、「そこにいる人」を証明し、その先にある顧客の行動に繋がる指標となるのです。

また「人」に限って言えば、もっとも価値のある数値はアクティブユーザー率です。

合計会員登録数なんて、右肩上がりになるに決まっています。

数字自体は真実ですが、実態を表しているとはとても言えません。

アクティブユーザー率は、製品の「いま賑わっている感」を表す、もっとも貴重な数値とも言えます。

もし(自社プロダクトではないなどの理由で)アクティブユーザー率が確認できない場合でも、「賑わっている」感を確かめるために、新規流入率など、顧客の行動に繋がる指標を使うことに意味があります。

 

2. 比較できる指標を選ぶ意味

ただその瞬間を切り取っただけの数値には、意味がありません。

経営は続いていくものです。それゆえ、生き続ける製品を評価しなければなりません。

生き続ける製品を評価するためには、時間軸での推移を見る必要がありますし、ユーザー軸で評価をする必要がありますよね。

そして、指標となる数値は、絶対に他社比較ができなければなりません。瞬間を切り取っただけの数値は、良いのか悪いのかの判断基準がないので、意味がないというわけです。

もう1つ、単位はなるべく合わせることが大事です。

例えば東京と沖縄のCV件数を比べても意味はありません。そもそも人口がまったく違いますし、比較対象として間違っています。(もし、それでも比較するなら比率で考えると良いでしょう。)

さらに突っ込んで考えるなら、性別・年齢をはじめとする属性を、セグメントごとに分けて考えるのも一工夫です。比較できる指標を選んだら、違いが出る部分と違いが出ない部分を明らかにしましょう。

比較から違いは何かを考え、次の一手に繋げる。結論を出すために会議があります。

 

3. 未来がわかる指標を選ぶ意味

未来がわかる指標を選ぶ、ということも大事なことです。

例えばプロダクトの解約率を2%から1.5%に落とした時、影響を受けるのはどの指標でしょうか?

それは、売上と利益です。

マーケティングオートメーションなどを使って見込み顧客数を増やした時、影響を受けるのはどの指標でしょうか?

それは、訪問数、予約数です。

指標は、何かに影響を与える指標であり、最終的には(時間がかかっても)KGIに紐づくものです。

言い換えれば、その時間差を考慮して、Xヶ月後には売上にX%の影響を与えると言えなければなりません。

先行指標を考えにいれず、火が燃え広がってから消防車も呼んでも、できることは延焼を防ぐぐらいです。

未来がわかる指標を見落としてはなりません。

 

今回のまとめ

今回ご紹介した3つの指標を選ぶ意味、いかがでしたでしょうか?会議で使うレポートを見直してみて、KGIにすべき3つの指標が活用されているかを確認してみてください。

きっと、今までの会議の質をぐんと上げるレポートが作れるはずです。