何が違うの?広告効果測定のダイレクト計測とリダイレクト計測

効果測定を行う際、よく聞くのが「ダイレクト計測」と「リダイレクト計測」という言葉です。
殆どの計測ツールが両方の計測に対応しているようです。

さて、リダイレクト計測は精度が良いとか、ダイレクト計測は計測できる範囲が広いとか、いろいろと言われていますが、いったい何がどう違うのでしょうか?

2つの計測方法の違いと、メリット・デメリットをまとめてみました。

ダイレクト計測・リダイレクト計測の違い

広告がクリックされた回数を計測する方法は2つあります。

1つ目は、広告の遷移先(ランディングページ)に計測用のタグを仕込む方法です。そのタグが1回読み込まれるたびに1クリックと見なします。

 

図1:広告の遷移先(ランディングページ)に計測タグを仕込む

図1:広告の遷移先(ランディングページ)に計測タグを仕込む

 

タグが読まれただけだと、どの広告を経由して流入したか解りませんから、広告のリンク先URLに広告IDを指定しておきます。そうすれば、どの広告経由か解ります。指定が無ければクリックと見なさないので、自然流入と区別することができます。

 

図2:広告にIDを指定し遷移先(ランディングページ)に計測タグを仕込む

図2:広告にIDを指定し遷移先(ランディングページ)に計測タグを仕込む

 

この計測方法をダイレクト計測と言います。真っ直ぐランディングページに遷移するので、ダイレクト計測です。

2つ目は、計測用のサーバーを経由してから意図する遷移先に遷移させる方法です。そのサーバーを1回経由するたびに1クリックと見做します。

 

図3:計測サーバーを経由して計測

図3:計測サーバーを経由して計測

 

サーバーを経由するだけだと、どの広告を経由して流入したか解りませんから、ダイレクト計測同様に、広告のリンク先URLに広告IDを指定しておきます。そうすれば、どの広告経由か解ります。

 

図4:計測サーバーを経由して広告IDを計測

図4:計測サーバーを経由して広告IDを計測

 

この計測方法をリダイレクト計測と言います。「反対」を意味する接頭辞である”re”が付いています。真っ直ぐの反対、つまりどこかを経由してからランディングページに遷移するので、リダイレクト計測です。

さて、なぜ2種類も計測方法があるのかと言うと、それぞれの計測方法にメリット・デメリットがあるからです。

計測方法のメリット・デメリット

まず、理由が解りやすいリダイレクト計測から紹介しましょう。
そのメリットは、大きく分けて5つあると言われています。

  1. 必ずサーバーを経由するので、精度はリダイレクト計測が高い
  2. ランディングページに計測タグは設置しなくていい
  3. リンク先を変更するとき、サーバー提供社の管理画面で変更するだけでいい
  4. LPO機能が使える
  5. ファーストパーティCookieを付与することができる

もちろん、リダイレクト計測にはデメリットがあります。大きく2つあると言われています。

  1. 経由するサーバーがダウンすると、意図するランディングページに遷移しない
  2. ユーザーから見えるリンク先URLがサーバー提供社のドメインになる

そしてダイレクト計測では、このメリット・デメリットが反対になります。
図にまとめると、このようになります。

 

メリット デメリット
ダイレクト計測 1. 計測サーバが障害等でダウンしても、意図するランディングページに遷移する
2. ユーザーから見えるリンク先URLは自社ドメインになる
1. タグ形式は取りこぼしがあるので精度は低い
2. ランディングページにタグを埋め込む必要がある
3. リンク先の変更は、都度、媒体側に再入港する必要がある
4. LPO機能は使えない
5. ファーストパーティCookieが付与されない(サードパーティとして付与される)
リダイレクト計測 1. 必ずサーバを経由するので精度は高い
2. ランディングページに計測タグを設置しなくていい
3. リンク先を変更するとき、サーバー提供社の管理画面で変更するだけでいい
4. LPO機能が使える
5. ファーストパーティCookieを付与することができる
1. 計測サーバーが障害等でダウンすると、意図するランディングページに遷移しない
2. ユーザーから見えるリンク先URLがサーバー提供社のドメインになる

 

リダイレクト計測の弱点をダイレクト計測が、逆にダイレクト計測の弱点をリダイレクト計測が補っています。相互に補完し合っている関係と言ってもいいでしょう。

まとめ:結局どちらを選ぶべきなの?

ダイレクト・リダイレクトそれぞれの計測方法、そしてメリット・デメリットを紹介しました。

結局、どちらを選ぶべきなの?と思われたかもしれません。正解は「状況に応じて、計測方法のメリットを活かせる方を選ぶべき」ではないでしょうか。

だからこそ、2種類の計測方法が誕生したのだと思います。

例えば、正確性・精度の観点で言えば、リダイレクト計測が選ばれます。一方で、遷移先のURLが絶対に自社ドメインでなければならないならダイレクト計測を選択しなければいけません。

ただしツールによっては、それぞれの計測方式のデメリットを補うサポートを提供していますから、念のため確認をしてみて下さい。

例えばアドエビスの場合、基本はリダイレクト計測ですから、そのデメリットを補うためにリダイレクトプログラムなるサポートプログラムを提供しています。