ステップメールの作り方を疑似体験していく4つのステップ

ここに辿り着いたあなたは、おそらくステップメールをこれから作ろうとしているか、作り終えたステップメールを改善したいと思っていることでしょう。

世の中には様々な方法論やテンプレート、これをやればうまくいくといったノウハウが溢れかえっています。

しかし、誰もがわかっている通り実体験に勝るものはありません。

できれば筆者の体験をデータ化した上で、USBにでも格納してお渡ししたいところですが、それは叶わぬ夢。

そこで今回は、ステップメールの作り方を実際にシミュレーションしながら、4つのステップで疑似体験してみましょう。実際に作り始める前に何かのヒントになるかもしれません。

ステップ1. ブランドを知る

あなたは美容シャンプーブランドのマーケターです。

まずは改めて自分が担当するブランドについて、「知る」という行為を行いましょう。

ここでは架空の例となりますが、以下のようなことを再確認しておきたいところです。

・ブランドの歴史:1987年に日本で誕生。最初は小さな薬局で、漢方や生薬を独自のルートで仕入れて販売していた。だんだんと商品ラインナップが変わり、医療品から日用品へと展開していったが、中でもシャンプーが人気を博していた。それを受けて2000年に満を持してシャンプーブランドとして独立。以来、毎年売上120%で市場を席巻している。

・ブランドのアイデンティティ:「女性のあるがままを美しく」がモットー。天然由来の成分をメインに、アジア諸国を原産地とする原料だけを使い、サスティナブルな製造過程を遵守している。余計なものを使わない、必要としない製造ポリシーもまたブランドアイデンティティを下支えしている。

歴史やアイデンティティを知ることで、ポジティブな表現は出てきますが、反対にブランドにとってネガティブな表現がなんであるかを知っておく必要があります。

そこで抑えておきたいのはブランドガイドラインです。

ここでは詳細は省きますが、特に以下のような内容は頭に入れておきましょう。

・ブランドガイドライン:
使わない言葉&表現&言い回し
例)綺麗な、女性的な、美しい など

使わないカラー&テイスト
例)ピンク系統の色全般、特定の紫 (別途カラー見本をチェック)

さて、ここで挙げたような内容を深掘りしてブランドを知ることは、一見ステップメールとは関係ないように思えます。

しかし、写真/文章を作っていく上で必ず活きてきます。ステップメールは一回作って終わりではありません。まずはブランドについて再度知る努力をしましょう。

ステップ2. メールを送る相手を明確化する

続いては、メールを送る相手を明確化していきましょう。立ち上げたばかりのブランドでもない限りすでに顧客はいるはずなので、どのような人がブランドに対するエンゲージメントが高いのかを理解しましょう。

美容シャンプーブランドの顧客像:環境にも意識が向く高感度な30代女性。丸の内で働くキャリアウーマンで、仕事もプライベートもめいっぱい楽しんでいる。etc.

その上で、もし効果測定ツールが導入されていたり、マーケティングオートメーションを使っていたりしたら、必ず過去のデータからセグメントをかける可能性を模索しましょう。

一番簡単な方法は一斉送信ですが、自分が顧客の立場に立ったときに、明らかに自分宛ではないメールが届くのは気持ちの良いものではありませんよね?

メールを送る相手はどのような顧客で、メールを受け取るタイミングではどのような状況なのかを明確にすべきです。

ステップ3. いつ?どのタイミングで送るのか?

つづいて、ステップ2で明確にした顧客像を元に配信タイミングを決めていきます。

回数については、ある程度は少ない要素からエイヤ!と決めていく必要がありますが、朝昼夜のどの時間帯に送るかは顧客像から導き出すことができます。

わかりやすいところだと、会社員と主婦ではメールを開く時間帯がまったく違いますよね?

相手の行動を想像しながら、慎重に決めていきましょう。

美容シャンプーブランドの配信タイミング:日中は仕事をしている可能性が高いため、始業時間前となる9〜10時で設定。今後のABテストで夕方と終業後を予定している。

ステップ4. ステップメールのシナリオを考える

最後に、各コンテンツの内容を決めていきます。いきなり詳しい内容から入るのではなく、「シナリオ」と呼ばれる全体の筋書きと、各コンテンツの目的を明文化しましょう。

今回は5通のステップメールを配信するとします。美容シャンプーの場合、買ってから使うのが面倒な類のものではないので、シンプルに購入時の興味関心を持続しつつ、ちょうど使い切りそうな期間で次の購入に誘いましょう。

  1. サンクスメール(購入後の御礼)
  2. 美容シャンプー開発までのストーリーや想い(共感を得る)
  3. オーガニック天然成分(原料)の話題(興味関心を得る)
  4. 美容シャンプーを使った人の感想(口コミ)
  5. 美容シャンプーを続けている人の声(口コミ)

ここでは口コミを重要視して、[4.][5.]でお客様の良い口コミや体験談を盛り込み、次の購入に誘おうとしています。

ここでは一例を挙げましたが、シナリオは世に出回っているものやテンプレートもたくさんあるので、最初はセオリー通りに作るというのも手です。

ABテストで工夫を重ねることで、徐々に効果を改善していくことができます。

以上、4つのステップでステップメールの作り方を疑似体験してみました。何かの参考になれば幸いです。

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