ブランドがケアすべきたった1つのこと|オリジナルの境界線とは?

ブランドがケアすべきことは何でしょうか?

もしこの問いを多くの人に投げかけたら、おそらく一定数の回答として「オリジナルであること」と返ってくると思います。

どんなに良いブランドでも、全く同じものがこの世にいくつもあったらブランドも顧客も困ります。

全く同じではなくても、オリジナルでないブランドには価値がない・・・そう考える人も少なくないはずです。

今回は、オリジナルの境界線について考え、ブランドがケアすべきたった1つのこととは何かを考えていきましょう。

シュプリームロゴはオリジナルじゃない?

アパレルブランドとして世界的に有名なシュプリームについて、あなたはどれほどのことを知っていますか?

あの有名なロゴはご存じですよね?

出典:Supreme公式サイト

赤を背景に白のフォントで「Supreme」と書かれたシンプルなロゴ。シュプリームと聞いたらこのロゴを思い出す人がほとんどではないでしょうか?

では、このロゴがシュプリームのオリジナルではないことはご存じですか?

実はこのロゴには元ネタがあります。

その元ネタとは、バーバラ・クルーガーというアーティストの作品です。

主に白黒の写真をバックに、赤い背景に白のフォントが展開された作品は一目見ればシュプリームを想起させます。

オリジナルの境界線とは

シュプリームはロゴに元ネタがあるだけではなく、実は様々なアイテムでパロディやサンプリングを繰り返しています。

このパロディやサンプリングというのは、人によってや見方によっては盗用だと見られるような際どい場合もあります。

しかし一方でオリジナルであることはつまり、0からすべて創作することだと仮定すると、この世の中にどれだけオリジナルがあるかは疑問が残ります。

かの有名なアーティストであるパブロ・ピカソも、「Good artists copy, great artists steal.(良いアーティストは模倣し、偉大なアーティストは盗む)」と言っていますが、オリジナルとそうでないものの境界線はあるようなないものなのかもしれません。

ブランドが一番ケアしなくてはならないこと

では、ブランドがオリジナルであることに心を尽すべきだとするのは、ただの戯言なのでしょうか?(シュプリームのことを知れば知るほど、そう思う人もいるでしょう。)

しかし、この問いにはNOと言いたいと思います。

ロゴやアイテムなど、人々の目につきやすい部分において完全なるオリジナルであろうとするのは難しいことかもしれません。ただ、ブランドがケアすることとしてたった1つ、カルチャーだけはオリジナルであるべきです。

ロゴに元ネタがあろうとサンプリングだろうと、それだけでブランドとしてダメだとは言えませんよね?シュプリームの例を見ればわかります。

しかし、シュプリームというブランドを取り巻くカルチャーは本物です。

本物のカルチャーをつくり、育てていくこと。それことブランドがケアすべきたった1つのことではないでしょうか?

(念のため付け加えますが、盗用を奨励するわけではないので悪しからず。)

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